【1分でわかる】HPLC(高速液体クロマトグラフ)の基本と主要メーカーの特徴

本記事は公開情報(各社公式サイト等)をもとに科学機器人材センター(KJC)が独自に作成したものです。
内容の正確性・完全性を保証するものではありません。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

この記事の要約

HPLC(高速液体クロマトグラフ)は、液体に溶けた成分を分離して分析する、科学機器業界を代表する分析機器です。科学機器人材センター(以下KJC)が、基本原理と主要メーカー3社の特徴を解説します。

  • HPLCの仕組みと、成分を分離して分析する役割を解説
  • 医薬品・食品・環境分野など幅広い活用シーンを紹介
  • 島津製作所・アジレント・ウォーターズの主要3社の強みを比較

この記事を書いた人
KJC(科学機器人材センター)編集部:科学機器・分析機器業界に特化し、理系・文系向けキャリア支援事業を運営。

科学機器業界への転職を考えている方へ

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目次

記事監修者

平田一茂(ひらた かずしげ)

株式会社ジコウ 代表取締役 / 科学機器人材センター(KJC)設立者

早稲田大学卒業後、ベネッセコーポレーション・Indeed Japan(Enterprise Sales Manager)・リープラジャパンを経て2021年にジコウを創業。科学機器業界唯一の専門エージェントを設立し、年間数千名のキャリア相談に対応。業界内での採用担当者向けセミナーを積極的に開催し、200社超の人事責任者との業界ネットワークを構築。九州大学 非常勤講師(2021年〜)。文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使。

HPLCとは?仕組みと用途

仕組み

HPLCは、「色々な成分が混ざり合った液体を、成分ごとに綺麗に分解(分離)して見つける装置」です。

装置の中に「カラム」と呼ばれる特殊な細い管があり、そこに液体を流し込むことで、混ざっていた成分がひとつずつ順番に分かれて出てきます。

科学機器業界では「高速液体クロマトグラフ」と呼ばれ、研究室や工場で最も広く使われている代表的な分析機器です。

なぜそこまで重要?用途と科学機器業界における位置づけ

HPLCは、一言で言えば「液体の中に『何が・どれくらい』入っているかを精密に調べる装置」です。目に見えないレベルの成分を正確に測定できるため、私たちの安全な暮らしや最先端の技術開発を陰で支える「社会インフラ」のような役割を果たしています。

具体的な用途は、私たちの身近なあらゆる分野に広がっています。

  • 医薬品(創薬・品質管理):新しい薬の候補物質の分析や、出荷する錠剤に有効成分が正しく入っているかの厳密なチェック
  • 食品・飲料:清涼飲料水に含まれる糖分・ビタミン量の測定や、野菜・肉などの残留農薬検査
  • 環境・化学:河川水や工場排水の汚染物質チェック、新素材の成分分析

科学機器業界において、HPLCは「どの研究室や工場にも必ず1台はある」と言われるほどの業界を代表する機器です。

そのため、メーカーや専門商社への転職を目指す際、文系・未経験であっても「HPLCがどんな役割を果たしているか」という基本を押さえておくことで、業界や顧客(研究者)への理解度が格段に高く評価され、選考での会話もスムーズになります。

HPLCの主要メーカー3選と強み

株式会社島津製作所(国内トップシェア)

圧倒的なタフさと操作性の良さが特徴です。日本の研究室の「標準機」として広く普及しており、「迷ったら島津」と言われるほど圧倒的な国内知名度と安定した顧客基盤を誇ります。

→関連記事:【島津製作所への転職】中途採用の実態・年収・選考対策を完全解説

アジレント・テクノロジー株式会社(外資トップ)

グローバルシェア抜群のアメリカ系メーカーです。制御ソフトウェアの信頼性が非常に高く、データ管理が厳しい大手製薬会社や外資系企業での導入において絶対的な強みを持っています。

日本ウォーターズ株式会社(外資ハイエンド)

従来よりはるかに高速・高精細な分析ができる「UPLC」のパイオニアです。新薬開発などの最先端R&D分野に強みを持っており、ハイエンドな分析ニーズに応える高付加価値な製品ラインナップが特徴です。

まとめ:王道機器の知識を活かしてメーカー・商社へ

「HPLC」という機器の役割を知っているだけでも、科学機器業界への転職では立派な「共通言語」になります。実際に扱った経験がある方はもちろん、「これから知識を身につけて業界に挑戦したい」という未経験の方も、強みを活かせる優良企業をご提案します。まずはKJCへご相談ください。

平田一茂(ひらた かずしげ)

株式会社ジコウ 代表取締役 / 科学機器人材センター(KJC)設立者

早稲田大学卒業後、ベネッセコーポレーション・Indeed Japan(Enterprise Sales Manager)・リープラジャパンを経て2021年にジコウを創業。科学機器業界唯一の専門エージェントを設立し、年間数千名のキャリア相談に対応。業界内での採用担当者向けセミナーを積極的に開催し、200社超の人事責任者との業界ネットワークを構築。九州大学 非常勤講師(2021年〜)。文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使。

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