【1分でわかる】遺伝子解析装置の仕組みと主要メーカーの特徴

本記事は公開情報(各社公式サイト等)をもとに科学機器人材センター(KJC)が独自に作成したものです。
内容の正確性・完全性を保証するものではありません。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。
この記事の要約
遺伝子解析装置は、細胞から抽出したDNAやRNAの配列を特定・解析する装置で、感染症検査からがんの遺伝子診断、最先端のゲノム研究まで、ライフサイエンスの最前線で爆発的に普及しています。年間数千名のキャリア相談に対応し、200社超の人事責任者との業界ネットワークを持つ科学機器人材センター(以下KJC)が1分で解説します。
- PCRと次世代シーケンサーの仕組みと違い
- がんゲノム医療や感染症検査など具体的な活用シーン
- イルミナ・サーモフィッシャー・ロシュの主要3社の強み比較
この記事を書いた人
KJC(科学機器人材センター)編集部:科学機器・分析機器業界に特化し、理系・文系向けキャリア支援事業を運営。
KJCの個別キャリア面談は無料でご利用いただけます(未経験からの分析機器業界転職実績多数)。※相談は無料です。
記事監修者

平田一茂(ひらた かずしげ)
株式会社ジコウ 代表取締役 / 科学機器人材センター(KJC)設立者
早稲田大学卒業後、ベネッセコーポレーション・Indeed Japan(Enterprise Sales Manager)・リープラジャパンを経て2021年にジコウを創業。科学機器業界唯一の専門エージェントを設立し、年間数千名のキャリア相談に対応。業界内での採用担当者向けセミナーを積極的に開催し、200社超の人事責任者との業界ネットワークを構築。九州大学 非常勤講師(2021年〜)。文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使。
遺伝子解析装置(PCR・NGS)とは?仕組みと用途
仕組み
遺伝子解析装置は、細胞から抽出したDNAやRNAの配列を特定・解析する装置です。代表的な方式として、以下の2種類があります。
- PCR(リアルタイムPCR):特定のDNA断片を何万倍にも「増幅」させて、特定の遺伝子があるかないかを高速で検出する方式
- 次世代シーケンサー(NGS):大量のDNA断片を同時に、かつ超高速で読み解き、すべての「塩基配列(ゲノム情報)」を網羅的に解析する方式
なぜそこまで重要?用途と科学機器業界における位置づけ
遺伝子解析装置は、目に見えない微量なDNAやRNAを高精度に「増幅」・「解読」できるため、生命の設計図を読み解く「医療・研究の要(かなめ)」としてバイオ分野から医療現場まで幅広く活躍しています。具体的な用途は、病気の早期発見から次世代の医療・農作物開発まで多岐にわたっています。
- 医療・診断(がん・感染症等):感染症の迅速な確定診断や、個人の遺伝子特徴に合わせた「がんゲノム医療」の精密診断
- 医薬品・バイオ技術:DNA/RNAワクチンや抗体医薬品の開発、遺伝子組み換え・ゲノム編集技術の評価
- 農林水産・食品:微生物検査、品種改良における有用遺伝子の特定、食品の産地偽装防止・DNA鑑定
科学機器業界において、「PCR装置」と「次世代シーケンサー(NGS)」は、製薬会社・バイオベンチャー・大学・病院などのライフサイエンス領域には欠かせない業界の最主力装置の一つです。
遺伝子解析の主要メーカー3選と強み
イルミナ株式会社
次世代シーケンサー(NGS)のグローバルシェアをほぼ独占するアメリカのメガテック企業です。代表的な装置シリーズ「NovaSeq」や「MiSeq」を展開し、ゲノム解析コストを劇的に下げたことで、世界中のバイオ研究のデファクトスタンダードとなっています。
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社
旧ライフテクノロジーズ(Applied Biosystemsブランドなど)の統合により、遺伝子解析の基礎インフラを完全網羅しています。リアルタイムPCR装置「QuantStudio」は、世界中のラボで圧倒的なシェアを誇ります。
ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社
スイスに本社を置くロシュグループのヘルスケア企業です。研究向けだけでなく、病院などの臨床検査現場に強固なチャネルを持ち、自動化された遺伝子解析・検査システムで抜群の存在感を発揮しています。
まとめ:最先端バイオの経験を活かしてメーカー・商社へ
「PCRを日常的に回していた」「次世代シーケンサー(NGS)のデータ解析ができる」という理系のバックグラウンドは、バイオ系メーカーのAS(アプリケーションスペシャリスト)や学術・技術サポート職において、非常に高い市場価値を持つ傾向があります。あなたの貴重なバイオ・実験スキルが一番高く評価されるキャリアを、KJCが個別具体的にご提案します。

平田一茂(ひらた かずしげ)
株式会社ジコウ 代表取締役 / 科学機器人材センター(KJC)設立者
早稲田大学卒業後、ベネッセコーポレーション・Indeed Japan(Enterprise Sales Manager)・リープラジャパンを経て2021年にジコウを創業。科学機器業界唯一の専門エージェントを設立し、年間数千名のキャリア相談に対応。業界内での採用担当者向けセミナーを積極的に開催し、200社超の人事責任者との業界ネットワークを構築。九州大学 非常勤講師(2021年〜)。文部科学省 アントレプレナーシップ推進大使。
